藤原郁夫氏は、本校のOB<高校6回(昭和29年)卒業>であり、岡山県の高校の美術教師としてだけでなく抽象絵画の作家として活躍されました。また県展をはじめ各種展覧会の審査員として岡山の美術文化の発展に貢献されました。
生前は「我が師 斎藤真一」をテーマに天城高校時代の様子を講演され、天城高校の文化レベルの高さをうかがうことができました。退職後は、倉敷市立美術館、小野竹喬美術館の館長を歴任されました。
本校玄関に寄贈されている50号の洋画「パイプライン」はこの展覧会のポスターに使用されている図版「パイプライン」シリーズの中でも代表作のひとつと言える完成度を持ったものです。この機会に本校の作品もご覧ください。
下掲の文章は本校創立90周年の記念誌に藤原寄せられたものです。