2018年度さくらサイエンスプラン ハイスクールプログラム

平成30年7月23日(月)に中国からの訪日団を招いてさくらサイエンスプラン ハイスクールプログラムが行われました。初めに、校長挨拶・本校の概要を英語で紹介し、本校生徒代表からの歓迎も英語で行われました。

その後は、本校生徒が訪日団の方々とバディを組んで以下の各4ブースを回りました。
物理系ブース :ストローウェーブマシンの作成。

化学系ブース :白色粉末2種類の化学反応を楽しむ。
生物系ブース :ウミホタルの発光現象,プラナリアの再生を紹介する。
情報系ブース :モーションキャプチャを体験し,使い道や改善点について話し合う。

国は違っても、同じ高校生。すぐに仲良くなり一緒にブースを楽しんだり、連絡先を交換したりしていました。
最後に、エコ広場で書道部による書道パフォーマンスでは、大いに盛り上がっていました。短い時間でしたが、お互いに意見を交わすことができて大変良い経験となりました。

米国研修の事前研修

本年度も,岡山大学の喜多雅一教授と留学生の皆様の御指導により,米国研修の事前研修を実施しました。

実施日:2018年7月15日,22日

講 師:岡山大学 喜多雅一 教授,大学院生のYakubuさん,教員研修留学生のJumaidilさん(インドネシア),Thavyさん(カンボジア)

受講者:本年度の米国研修に参加する10名の生徒(1・2年次生)

7月22日の内容を紹介します。

熱中症が心配な季節ですが,スポーツドリンクや野菜(大根,人参,キュウリ,ごぼう)に含まれるナトリウム,カリウム,リチウムなどの金属イオンの量を電気伝導率を測定することによって比較しました。

キュウリをすりつぶしました。

キュウリをすりつぶしたものをろ過し,ろ液の電気伝導率を測定しました。

次の結果が得られました。

Pocari Sweat    640 μS㎝-1

Radish Juice    1170 μS㎝-1

Carrot Juice      1260 μS㎝-1

Cucumber Juice  1070 μS㎝-1

熱中症対策に,大根ジュースや人参ジュースが有効かもしれません。

英語で堂々と結果を発表することができました。

英語で理数2

前回に引き続き、7月12日に岡山大学から喜多雅一教授とJumaidil Awal さん(研修留学生)のお二人をお招きして、1年理数科を対象に科学英語の授業を実施しました。

英語で本日の流れについての説明を受け実験を開始しました。

前回作成した資料の吸光度を測定し、花粉症の薬の中に含まれるCetrizeneの量を測定する試料(unkown)を1mL測定し、吸光度の関係からCetrizene量を調べました。

英語で説明を受け、実験を行うという、非常に貴重な体験ができました。

論文講習会

7月11日に岡山大学から稲田佳彦教授をお招きして、1・2年理数科を対象に論文講習会を実施しました。

稲田教授から論文に必要な情報は何か、研修者は論文に何を求めているのかについて説明を受け、そのためにはどんな実験をすべきなのかを考えて研究に取り組む必要性を教えていただきました。

また、事前に渡された過去の論文を批判的に読み、問題になる個所を生徒同士で確認するなど、クリティカルシンキングを実践しました。

英語で理数

岡山大学から喜多雅一先生とJumaidil Awal (研修留学生)のお二人をお招きして、1年理数科を対象に科学英語の授業を実施しました。今回のテーマは「分析」です。

英語でホールピペットなどの使い方の説明を受け、薬品を正しく測り、楽しく実験を行いました。今回は事前に準備された試料の測定を行い、Cetrizene量と吸光度の関係を調べました。次回(7月12日)はそのデータを用いて花粉症の薬の中に含まれるCetrizeneの量を測定していきます。