先輩からの応援メッセージ5

受験生の皆さんへ

センター試験お疲れ様でした。そろそろ出願校を最終決定し、本格的に2次試験対策に励んでいる頃かと思います。私からもアドバイスと、応援の言葉を贈らせていただきます。

まず、センター試験に関してです。2次試験に向かう上で重要なのは「切り替え」です。思うような点数が取れなかった人も、終わった試験の事で悩んだところで、持ち点が増えるわけではありません。挽回の余地は十分残されています。2次試験でセンターの倍返しをしてやる、という意気込みで勉強に向き合ってください。また、狙い通り、あるいはそれ以上の結果が出た人も、油断禁物です。難関大では特に2次試験の比重が高く、センター高得点からの逆転負けも珍しくありません。心に多少の余裕は持ちつつも、気を引き締めて頑張ってください。

次に、2次試験までの具体的な勉強方法についてです。他の先輩方も仰っているように、最優先すべきは過去問です。1年分でも多く、近年の過去問をやり込んでください。「慣れ」は極めて重要です。実際の出題傾向を体感し、現在の実力を計り、本番に向けて適宜軌道修正していくのがよいと思います。

過去問演習などを行う上で、オススメしたいのが「先生という資源のフル活用」です。天城には各教科のエキスパートである先生方がいらっしゃり、しかもどれだけ使おうがタダなのです。どんどん質問し、どんどん添削をお願いしましょう。2次試験対策は、独力で進めようとしてもなかなか自分の弱点や答案の欠陥に気付けません。先生方に答案を見せ、指導を受け、弱点を克服していってください。赤本や青本の解説を読むのも勿論大事ですが、それらは意外と雑なことも多いので、疑問に感じた際には先生方の意見を仰ぐのが吉です。

過去問を解くには英単語や古語等、基本知識の定着が不可欠です。毎日習慣的に単語帳や教科書、授業のノートを見返しましょう。基本を疎かにして足元をすくわれることのないように気を付けてください。また、限られた時間の中で、やるべき教材を入念に絞り込み、それらを本番までに確実に消化しきることをお勧めします。その一方で、各教科のバランスも多少意識するとなおよいです。

最後まで諦めず努力した人のもとに「合格」の栄冠はやってきます。そしてその先には、新たなステージが皆さんを待っています。本番まで最善を尽くし、合格につながる「1点」を削り出していって下さい。

自信を持って頑張ってください。後輩たちの健闘を遠くから祈っています。

卒業生 東京大学文科一類1年 藤田佳宏

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