バドミントン部

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天城高校に入学、そしてバドミントン部に入部してから2年。色々なことがありました。
部活をやめる人、部員同士で喧嘩をする人、部活を何かと理由をつけて休む人、怪我をして休む、あるいは手術する人…
その結果、今回の引退試合で女子こそ一ペアが地区大会ダブルスで28位となり県総体出場を決めたものの、男子は惜しいところで負けて3年生全員が地区大会で引退というかたちになってしまいました。
確かにこれだけを見ると、結局バドミントン部は結果を残せずに終わった、と思う人がいるでしょう。実際のところ僕が第三者の目から見たとしたらその人たちと同じような考えをしていたと思っています。
しかし、天城のバドミントン部に2年間所属していた僕からすると、この2年間積み上げてきたものは勝敗以上にあったのではないかと思うのです。2年前、現3年生が1年生のとき、試合に行っても自分たちが試合をするとき以外は他の部員が試合をしていても遊んでいたり、勉強していたりと応援に行くこともせず、さらに終わり頃になると早々に着替えて何かと理由をつけて帰るという団結力皆無のチームでした。
しかし今回の地区大会は違いました。試合に入っていない全員が試合している部員のコート近くへ行き、大声で応援していたり、終わり頃に入っていた女子の試合にも誰も着替えることなく全員で一生懸命応援していたりしていました。
些細なことかもしれませんがこれだけで3年生がバドミントン部として活動してきた意味はあったと思います。3年生として、先輩として多くの先生方に支えられた身として、実力での結果を残せなかったということは悔しいことですが、今の2年生、1年生にこのまま部活のバトンを渡しても心配することはありません。2年生、君らは経験者こそおらんけど、最高の努力家がたくさんいるからもっと強くなれる。だからもっと努力して今の部活の雰囲気を壊すことなく実力をつけて団体戦、もちろん個人戦でもこの激戦区から県大会を目指してほしい。1年生、今回の大会で三年生が負けたペアに勝つと言ったならば全力で勝ちにいってほしい。そして3年生、ほんまにみんなでバドミントンができてよかった。喧嘩もかなりあったけどそれは強くなりたいという同じ意思が交錯したからだったと思う。みんなで変えた部活を誇りに思ってこれからの受験シーズン、気持ちを切り替えて全員が第1志望に合格できるように頑張ろう。

最後に来年のこの時期に実力とチームワークを兼ね備えた天城が見られることを期待しています。
ありがとうございました。
バドミントン部広報担当 三年生

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