令和3年度 学校経営方針

ごあいさつ

校長の白神敬祐と申します。本校の卒業生(高校32回)であります。母校に勤務できる喜びを感じながら、最善の努力を尽くしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
本校では折に触れて「鉄軒精神」が語られます。これは、開校時の校長である大塚 香(号して鉄軒)先生の唱えられたもので、「質実剛健」「勤勉力行」「不撓不屈」がその中心をなしています。「鉄軒精神」は開校以来受け継がれてきた、本校教育の精神的なバックボーンとなるものです。
さて、中学校では、昨年度から国のギガスクール構想により、生徒一人一台端末が整備されましたが、高校は、今年度の1年生から、順次生徒一人一台端末を導入します。また、中学校・高校ともに、制服の選択肢の一つとして、女子のスラックスを導入しました。
また、本校では、文部科学省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の取り組みをはじめとして、多くの先進的な教育実践が行われています。特に、SSHについては、平成17年度に指定を受けて以来、昨年度第4期目の指定を受け、通算17年目となっております。次年度の中間評価にむけて正念場を迎えておりますが、課題研究の全校指導体制の充実を図りながら、更なる深化を求め取り組みを進めます。
このように歴史と伝統に根ざしながら、常に時代の変化に応じて、進化・発展を遂げていることが、本校のよさであると信じています。
新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中ですが、教職員一同、生徒たちの可能性が大きく開花しますように、教育活動の更なる充実に努めてまいります。保護者、校友会員(同窓生)、地域の皆様には、一層のご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

倉敷天城高等学校
校   長 白神 敬祐

学校経営目標

  1. 倉敷天城高等学校と倉敷天城中学校が有機的に協力し、充実した教育活動のできる学校運営を行う。
  2. 開かれた学校づくりを推進し、適切な情報発信を行うとともに、地域・関係者と連携することで教育活動を充実させる。
  3. 思考力・表現力・課題解決能力を含む質の高い学力を身に付けさせ、各生徒にふさわしい進路実現をさせる。
  4. 他者への思いやりとたくましさを養うとともに、グローバル化する時代に求められる心性を培う。
  5. 適切な教育環境の整備・管理に努めるとともに、心身ともに健康な生徒の育成のための環境づくり、指導に努める。

当該年度の具体的な重点目標

  1. ICTを有効に活用し、主体的・対話的で深い学びを推進する中で、生徒と教員とで授業の在り方を革新し、質の高い学力を身に付けさせるとともに、新学習指導要領の円滑な実施に向けた準備を行う。
  2. 高大接続改革の動向を注視し、情報を収集しながら、構築されたシステムのもと、進学拠点校にふさわしい進路指導を行う。
  3. 教職員の指導や業務の経験、成果を効果的に引き継ぎ、確立された部活動活動方針のもと、運動部活動指導員や産業医と連携したり、ICTを活用したりすることで働き方改革を進め、ゆとりと意欲の更なる創造を図り、教育活動の質を高める。
  4. クラスでの活動、学校行事などあらゆる場面で工夫した取組を行うことを通じ、自立した生徒を育成するとともに、きめ細かく生徒に対応する。
  5. SSHの深化を図るとともに、将来像を検討する中で、中高の更なる連携等を進め、広報の在り方を更に改善し、丁寧で効果的な情報発信を行い、本校のよさを地域の住民の方々や受検生に十分に理解していただく。