今日は、下校途中に自転車で転んで怪我をしていた中学生に対し、緊急対応をした藤本昌樹くんと山本一翔くんの二人に話を伺いました。二人はハンドボール部に所属する1年生です。

まず、当日の状況を聞いてみました。部活動が終わり下校していた際、有城地区の旧天城街道沿いでうずくまっている中学生とその周りで慌てている中学生が見えたため、とっさに近づき声をかけたそうです。指にかなりのダメージを確認した藤本くんは、怪我をした中学生に対応し、一方の山本くんは救急車を要請し、二人で連携プレーを行ったとのことです。消防署からは、救急車が近づいたら手を振って場所を示すように指示されたそうです。

その後、中学校の先生方も現場に駆けつけ、救急車が到着して怪我をした中学生は病院に搬送されました。二人と話していると、特別なことをしたとは感じていない様子で、「緊急時にはできる限り対応しなければならない」との思いで行動したと語ってくれました。しかし、そのような行動が誰でもできるわけではありません。怪我をした中学生やその周辺にいた中学生にとって、本当に心強い存在だったと思います。本当によくやってくれたと感謝しています。

二人が所属する男子ハンドボール部は人数が少ないですが、先日の夏季倉敷市内大会で優勝するなど実績を残しています。入部したきっかけを聞くと、二人とも「先輩が優しく、雰囲気がとても良かったから」と答え、そのような雰囲気を広めて部員が増えると良いですね、と話してくれました。

日々の学校生活では、課題研究もたいへんだそうです。しかし、二人なら勉学と部活動の両立をしっかり頑張ってくれることと思います。これからの活躍を期待しています。