岡山県内の高校生が英文エッセイを書き、その内容で競う岡山県高校生エッセイコンテスト。

なんと、本校2年の松山さんが最優秀賞を受賞しました。(結果はコチラ)即ち、岡山県の高校生の頂点に君臨したということです。近年、本校からの最優秀受賞者はいなかったこともあり、その一報に職員室に激震が走り、歓喜に沸きました。これを記念して、最優秀賞を受賞した松山さんにインタビューをしました。

Q1. まずは受賞おめでとうございます。今はどんなお気持ちですか?

受賞できて嬉しいです。大学受験にあたり、なんらかの賞を取りたいと思っていたので、こちらで最優秀賞を受賞できてよかったです。去年英語レターコンテストで入選したことで自信がついたので、今回は最優秀賞を取りに行きました。

Q2. テーマの「Lookism」について教えてください。

当初は別のテーマで書いていたのですが、自分の思いのたけを書いたものを見直してみると、いろんなことへの文句であふれていたんです。これはいけないと思い、テーマを一つに絞ったのが今回の作品です。これは、私が「イケメン」について話すと親からそれを窘められることに由来しています。人は内面が大事だと両親から繰り返し言われてきましたが、それはまるで外見を褒めることは悪いことだと言われているみたいで。このモヤモヤした思いを作品に込めようと思い、テーマを「Lookism」に変えた途端、めっちゃ速く書けました(笑)。今の時代は外見で人を判断するべきではないという風潮があり、「イケメン」と発言するだけで悪い意味で「面食い」というレッテルを貼られてしまう。しかし、表面的なものに意識がもっていかれるのも事実で、その事実を否定されるのもいかがなものか、思うんですよね。多様性に寛容である社会を目指しながら、見た目が美しい人を美しいと言いにくい世の中に違和感を感じていて、それについてエッセイを書きました。

Q3. 文章がよく書けていましたが、英作文に関してどのような勉強をしてきましたか。

以前、恋愛関係全般に関する見た目や、なんでそういう見た目に興味を持つのかという英語の記事を漁って読んでた時期があったんです。今回のエッセイはその経験が元になっています。また、大学進学で英語のエッセイの試験があるので、それに向けて継続的に勉強しています。「死刑制度についての意見を述べよ」「~について利点とそうでない点」等、自分の意見を英語で書く練習をしています。塾や英会話には行っていないので、その他は学校でKevin先生にスピーキングの練習をしてもらうぐらいです。海外の大学へ進学するという目標ができた途端、英語力が格段に上がったと感じています。

Kevin先生より

松山さんとはよくスピーキングの練習をしているんだ。彼女はとてもハイレベルの英語を話すことができるのは知っていたんだけど、今回のエッセイのレベルもとても高かったので本当に驚いたよ。文章に不自然なところがなかった。エッセイにはとても説得力があったし、”Lookism”について考え直す機会になったよ。僕も”Lookism”は悪いことだと思っていたからね。最高のエッセイを書くには、良いものを書こうとするのではなく、その人の信念や興味のあることを書くことが大事なんだと改めて思ったよ。

 

自分の信念を持ち、それを表現できる力を持つことができるのは素晴らしいですね。彼女のこれからの活躍に期待しています。