【東雲の会主催進学講演会】
令和元年度進学講演会の開催について
さて、本年度もPTA東雲の会の行事として、次のとおり「進学講演会」を開催いたします。正式なご案内は6月3日付で生徒便にて全校に配布いたします。詳しくはそちらをご覧ください。出欠票の提出締め切りは6月24日(月)です。お子様からお受け取りの上、ご提出よろしくお願いいたします。

1 日  時   令和元年7月9日(火) 10:00~12:00
2 対  象   本校(中学・高校)の保護者
3 場  所   本校第1体育館
4 講  師   日本数学協会会長
京都大学名誉教授、四日市大学関孝和数学研究所長
上野 健爾(うえのけんじ) 氏
5 演  題  「受験にどう向き合うか」(予定)
6講演内容(予定)

私たちは今、歴史の転換点の真只中にいます。これは過去に何度かあった歴史の転換点以上に重大な意味を持っていて、人類が存続できるか否かの瀬戸際にあると言っても過言でないと私には思われます。日本は人口減少ですが、世界的には人口増、世界的な経済格差の拡大、環境破壊、地域紛争、気候変動、人工知能の急激な発達、遺伝子組み換え技術、再生医療・・・・どの一つをとっても大問題なのですが、それらの問題を同時に考えなければならないのです。個人的にはこれらの問題から目をそらして楽しく生活していくことは可能かもしれません。しかし、それも長くは続かないでしょう。
私たちはこの厳しい現実を直視し、世界中の人たちと手を携えてこの困難に打ち勝つ手立てを見つけるための強靱な知力が必要とされています。そしてその知力を支えるための豊かな感性と強い倫理観も必要とされています。
中学校・高等学校時代はこうした困難な時代に立ち向かうための重要な時期に当たります。そのためには大学に合格するためだけの勉強ではなく、社会に出て活躍することができる勉強をする必要があります。そのためには、どのような勉強が求められているのか。私の思いをお伝えできればと思います。