日時:令和元年7月12日(金)6・7限(16:00~16:45)
場所:サイエンス館ラボ1
対象:天城高校の中高生
講師:塩見 美喜子 教授 (東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻)

【概 要】RNAの研究で世界的に活躍する女性研究者の塩見美喜子教授を倉敷天城高校にお招きし,科学技術の世界の楽しさや将来の夢など,ざっくばらんにお話ししました。

はじめに,塩見先生に自己紹介をしていただきました。研究者として日々行っていること,大学の研究について,自らの研究内容に触れながら分かりやすく教えていただきました。研究費についての話についてもお聞きすることができました。農学博士だけではなく医学博士でもあるとお聞きし,生徒から驚きの声があがりました。

中学・高校合わせて34名(高校生7名)のリケダン,リケジョが参加しました。

真剣な表情で塩見教授のお話に耳を傾けるリケジョ達。

 ライフサイエンスの究極の目標は,人体の全てがわかることであり,もしそれが実現すれば人間をつくり出すこともできる。しかし,クローンをつくることが目的ではなく, つくることは全てがわかったという証明になる。クローンには倫理的な側面もある,という非常に興味深いお話を聞くことができました。

 

真剣に耳を傾ける男子。リケダン達の目も輝いています。

 

日本の研究は世界でどのくらいのレベルなのか,何故研究者になったのか,RNAの研究が進むと人間にどのようなメリットがあるか等の質問があがりました。

 

中学校,高校で頑張っておいた方が良いこととして,理科以外の教科もまんべんなく頑張ることが大事とのアドバイスを頂きました。第一線で活躍されている塩見先生のお言葉は生徒の心に響いたようでした。