日時:令和元年8月1日(木)~3日(土)

場所:岡山大学 惑星物質研究所(鳥取県三朝町)

岡山理科大学 蒜山学舎

対象:倉敷天城高校理数科1年次生

【概要と目的】

フィールドワークや施設見学,実習などを通して自然科学や科学技術に対する興味や関心を高め,調べたことをまとめ発表する能力を高めることを目的とする。また,自然の中で生活をともにすることで,互いの理解や信頼を深め,共同研究に役立てることも目的とする。さらに,研究者や研究機関との関わりを通して,自然科学や科学技術に対する理解を深めることを目指す。

鳥取県三朝町にある岡山大学惑星物質研究所に到着しました。天城高校から3時間弱かかりました。到着してすぐ,40人全員で記念写真をとりました。

惑星物質研究所所長の薛献宇(シュエシャンウ)所長の講演を聞きました。地球を含む惑星の形成,進化や生命の起源を,様々な手法を用いて研究していることを学びました。地球の外に生命はいるのか等,興味・関心の湧くお話の連続で,あっという間に1時間の講演が終わりました。

講演の後は,研究所にある様々な分析機器の説明を受けました。この装置はEPMAという装置で,どのような元素が含まれているのかという定性分析,どれくらい元素が含まれているのかという定量分析,表面にどのように元素が分布しているのかという面分析を行うことのできる装置であるという説明を受けました。

蒜山学舎に戻り,惑星物質研究所で学んだことを話し合いながらグループ毎にまとめました。お互いに学んだことを共有しあうことにより,理解を深めることができました。

美味しい晩御飯(トンカツ)をいただき,交代でお風呂に入った後は,化学講座のスタート!水に含まれる塩素量を調べました。DPD試薬が水中の塩素と反応し,ピンク色にそまる色の濃さを吸光高度計で測定して塩素濃度を測定しました。喫茶店で水にレモンを入れるのは,水の中の塩素を除去するためであることを学びました。