日時:令和2年1月20日(月)4限(11:25~12:10)

場所:本校 第2物理教室

対象:理数科1年R組 29名(理数物理:「発展R」選択者)

講師:本校ALTのLucianと,本校で科学英語の担当をしている教員Mr. ShirakamiによるPaReSKの授業が行われました。

【単 元】比熱(Specific heat)

【概 要】アルミニウムの比熱を求める実験を行いました。20gのアルミニウム,断熱容器に入れた100mLの水,湯沸かしポット,メスシリンダー,温度計を使い,湯の中で暖めたアルミニウムを水の中に入れ,最終的な温度を測定しました。断熱容器に入れた水の温度・アルミニウムの温度(湯の温度)・最終的な水の温度の三つを測定し,比熱を求めました。

始めに,Lucianから,英国ではAluminium(アルミニウム:日本の発音に近い),米国ではAluminum(アルーミナム)と言うとの説明がありました。両国で綴りも発音も異なるようです。生徒たちにどちらの発音が好きかと問い掛けたところ,やはり英国式のAluminium(アルミニウム)の方がなじみやすいようでした。 授業者によるキーワード(実験機器:Measuring Cylinder, Thermometerなど)の解説とMr. Shirakamiによる実験手順の説明の後,実験に取りかかりました。

 キーワードの解説に引き続き,本日の実験手順についての説明がMr. Shirakamiからありました

メスシリンダー(Measuring Cylinder)で水100mLを測り,容器に入れました。

湯沸かしポットの中にアルミニウムを入れ,取り出した後すぐに100mLの水が入ったカップの中に入れました。もちろん湯の温度も測りました。

各班のデータが出そろいました。最後にMr. Shirakamiから,誤差の原因を考えることが大切だとのお話がありました。

Lucianから,「熱がSurroundings(周りの環境)に逃げていくReason(原因・理由)にはどんなものがありますか。」という問いかけがあり,様々な要因について考察しました。生徒から,次のような要因が挙がりました。

・ふたがないので,熱が上から出ていく

・温度計のプローブが熱を吸収する

・水が蒸発するときに熱が出ていく

・コップ自身が熱を吸収する