7月6日火曜日、心配された雨もなんとか降らずに迎えた午前10時、本校第1体育館に於いて、約180名の保護者が参加し、東雲の会主催の進学講演会を実施いたしました。  
    山陽学園短期大学名誉教授であり、臨床発達心理士の村中由紀子先生をお迎えし、「子どもの受験を支える保護者へのアドバイス」という演題で約2時間に及ぶお話しをお聞きしました。村中先生は児童・生徒や保護者に向けてのご講演も多くお忙しい毎日を送っていらっしゃいます。  
    今回は、子どもとどう向き合うか、親はどうあるべきかについてのお話しで、たくさんの事例を交えてユーモアたっぷりに語っていただきました。  
    とかく目先のことにとらわれ、点数が、受験が、大学合格が目的になりがちな保護者にとっては、はっとさせられるお言葉ばかりでした。  
    出席者の感想も「我が子に対する期待を込めた圧迫をしていた自分に気づき、目が覚めました。もっと懐を大きくもちたいと思います。」「今まさに悩んでいる息子との関係と同じ話を聞いて、勉強になりました。」「母が幸せでないと、子どもは自分のせいでそうなっているのではないかと心配する…という言葉が心に刺さりました。子どもにつらい思いをさせていた自分に気がつきました。」「思春期の子どもへの接し方、とても勉強になりました。」「来年も村中先生の話が聞きたいです。」「涙が止まりませんでした。」など、みなさん、先生のお話に深く思うことがたくさんあったように思われます。また、アンケートをお読みすると、この進学講演会が、保護者のみなさんの思いを深めるよい機会になったのではないかと感じることも多々ありました。  
    アンケートは来年度の実施に活かして参りたいと思います。お忙しい中、お出でいただいた村中先生、ご参加いただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。 (岡山県立天城中学校・高等学校PTA東雲の会)