日時:令和3年11月6日(土)
主催:学校法人ノートルダム清心学園清心中学校清心女子高等学校
場所:本校の第2物理教室から参加
参加:本校普通科1年次「チョコ班」と「うちわ班」,理数科2年次「バナナ班」
普通科1年次女子7名,理数科2年次女子2名,理数科2年次男子1名 計10名
【概 要】普通科1年次の課題研究(AFP)で取り組んでいる「チョコ班」5名の女子生徒が「チョコがちょこっと不思議~板状構造体に力を加えた際のひずみの観察~」を「うちわ班」が「効率よく風を送るうちわの提案 ~トンボの羽を参考に~」を発表しました。また,理数科2年次の「バナナ班」が「バナナに含まれる水溶性タンニンの簡易的な定量法の検討及びバナナの追熟にエタノールが与える影響」と題してオンラインで発表を行いました。今年も昨年と同様にオンラインでの実施となりました。
今年は,本校から9年ぶりの男子生徒の参加となりました。9年前と違って発表は行いませんでしたが,「技術サポート」として参加しました。
お世話いただきました,学校法人ノートルダム清心学園清心中学校清心女子高等学校の皆様,視聴いただきました皆様,ご助言いただきました皆様に感謝申し上げます。
理数科2年次の男子生徒が技術サポートを行いました。このサポートのおかげで全班無事に発表を終えることができました。1年次生は発表原稿をクロムブックに保存し,全員クロムブックの画面を見ながらの発表となりました。
「バナナ班」の発表です。水溶性のタンニンの簡易な定量法を開発して,バナナのタンニンの含有量を調べています。タンニンは柿などに含まれる渋みの元となる物質で,不溶性のタンニンに変わることで渋みがなくなります。ポリエチレンの袋にエタノールを入れ,青いバナナを1本ずつ入れてエタノールがバナナのタンニンに与える影響を調べています。エタノールを使うことでバナナの成熟が抑制されるとの結果が出ているようです。
広島大学の方から,不溶性のタンニンの定量方法も開発してはどうかとのご助言をいただきました。
チョコレートの板を模したレジンの板におもりをつり下げて,偏光板を使ってひずみを可視化します。
ひずみのあるところが色づいているのがわかります
「うちわ班」の発表です。
トンボの翅を参考にしたうちわを作成して実験を行っています。回転運動を直線運動に変換する装置を使ってうちわで扇いでいる様子です。現在は,廃棄となった扇風機のモーターを使って実験をしています。扇風機のモーターだと強力すぎるのではないでしょうか?(笑)。
奈良女子大学の方から,「扇子」も研究してみてはどうかとのご助言をいただきました。