科学英語PaReSKの取り組み


令和4(2022)年度

Lucianによる豆電球の電流-電圧特性の実験

日時:令和4年7月19日(火)
場所:第2物理教室
対象:普通科3年次生 25名:5限(13:10~13:55) 
   理数科3年次生  4名:6限(14:05~14:50)
ティーム・ティーチング教員:ALTのLucian(英国の大学で物理学を専攻),浅原弘勝(電気工学専攻)

【テーマ】豆電球の電圧-電流特性 【概 要】中学校でおなじみの「オームの法則」は,電気抵抗に加える電圧を大きくしていくと,流れる電流も比例して大きくなることでよく知られています。ところが,豆電球はそうはならず,電圧と電流は比例しないことが知られています。本日は,豆電球に加える電圧を徐々に大きくしていくことができる回路をつくり,流れる電流を測定する実験を行いました。

まず,本日使用する機器を英語でどう言うか浅原弘勝(ひろかつ)先生がLucianに聞きました。電圧計はVoltmeter,電流計はAmmeter,豆電球はBean light(笑!)ではなく,Bulb,電池はBatteryとLucianから説明がありました。続いて電流はCurrent,電圧はVoltage,単位はそれぞれAmps, Voltsとの説明がありました。
スライド抵抗器は,Rheostat(レオスタット)と言うとの説明がありました。Rheostatの語源はギリシャ語(レオロジーのレオ)だそうです。以上が本日のキーワードとなります。
回路図を見ながらLucianにサポートしていただき,回路を組みました。
6限の理数科生徒の発表です。正比例のグラフではなく,写真のような曲線(Curved line)になりました。電圧を大きくしていくと電流が頭打ちとなるグラフになりました。なんとか英語で発表ができました。

令和1(2019)年度

Mr. Shirakamiによる科学英語PaReSK(パレスク)の授業

日時:令和元年12月12日(月)4限(11:25~12:10)

場所:本校 第2物理教室

対象:理数科1年R組 29名(理数物理:「発展R」選択者)

講師:本校で科学英語の担当をしている教員Mr. ShirakamiによるPaReSKの授業が行われました。

【単 元】分子の熱運動

【概 要】空気,水分子などのランダムな動きがコロイド粒子などに影響を与えている「ブラウン運動(Brownian Motion)」について学習しました。

授業者による「Water Molecule」「Irregular Motion」などのキーワードの説明に続き,Mr. Shirakamiによるブラウン運動の説明がビデオを視聴しながら英語で行われました。 次に,「プールの水面に静かに浮かんでいる人間がブラウン運動のような不規則な動きをしないのは何故ですか?」という問いが授業者から発せられました。

 班ごとに,問いの理由についてホワイトボードを活用しながらグループで考えました。

四つの班が発表を行いました。

「人間の体にとって水分子のエネルギーが小さすぎるとの2班の発表でした。」

「人間は鈍感」「水分子は小さすぎる」との発表がありました。人間の体は「慣性」が大きいとのことです。

別の班では,「すべての方向で水分子の動きが『相殺』される(Cancel out)」との正解に近い発表がありました。

最後にMr. Shirakamiからの講評と詳細な説明が英語で行われ,授業が終了しました。

ラモン先生による科学英語PaReSK(パレスク)の授業

日時:令和元年10月11日(金)6限(13:50~14:35)

場所:本校 第2物理教室

対象:普通科1年1組 40名(物理基礎)

講師:平成27年9月まで本校で講師としてお勤めになり,科学英語の指導でお世話になりましたラモン・ファーガス先生をお迎えし,PaReSKの授業を行いました。 現在は,神戸市の神港学園高等学校にお勤めです。

【単 元】力とそのはたらき

【概 要】摩擦力,重力,張力,弾性力などについて,本校で作成した「物理基礎 英語定義集」を用いて力の単元の復習を行いました。サイエンス独自の面白い英語表現に触れることができました。

 自己紹介で,アリゾナ州の気候についての紹介がありました。夏には気温が48℃まで上がるそうですが,湿度が低いため,快適だというお話がありました。

本校が作成した「物理基礎 英語定義集」を用い,摩擦力,張力,弾性力などの力が,英語でどう表現されるのかについて説明をうけました。

平成23(2013)年度~平成28(2016)年度