3月24日(月)に岡山大学共育共創コモンズで開催されました「E-PBL AWARD ZERO 2024」に、インクルーシブ教育について探究活動を行っていた2年次生のチームが出場しました。
この大会は、「E=エデュケーション(教育)」によって学んだ力や、「教育」そのものを使って、どれだけ素敵な社会や未来にできるかをチームで提案し、発表する大会です。

発表当日は「インクルーシブ教育を通して障がいについての理解を深める授業づくり」をテーマに、1年次普通科課題研究(AFP)で取り組んだ探究の成果等を発表しました。
「リサーチ(文献調査、施設訪問等) → 授業づくり(学習指導案・スライド・アンケートの作成) → 模擬授業を実践 → 小学校を訪問してアドバイスをいただく → 小学校での授業に向けてブラッシュアップ」の流れで探究を行い、その探究の過程での学びの深さが、発表での言葉ひとつひとつに滲み出ていました。

発表後の他校の生徒との交流会では、「インクルーシブ教育に興味があります。具体的な授業内容を教えてください。」という質問に対して、実際に作成した学習指導案やスライドを示しながら丁寧に説明をしていました。

そして、審査の結果、科学的手法によるアプローチと、その厳密性・妥当性が評価され、「サイエンス・リサーチ賞」を受賞しました。おめでとうございます!

以下、当日参加した生徒の感想です。
「身近にある社会課題について積極的に探究している高校生が多くいることを知り、交流会では自分達が行った研究に対する視野を広げることができた。」
「他校の人の発表を聞くことで自分とは異なった視点で研究を進めていたり、いろいろな工夫をしていたりとたくさんの発見があり、とても勉強になりました。外部での発表は初めてで緊張したけど良い経験になりました。」
「研究発表をして、改めて教育の課題について考えることができました。また、他校の研究発表を聞いて、主体性があれば、高校生でも様々な形で社会の役に立つことが出来ると学びました。」